1950年代に活況を呈したウエストコーストジャズの人気を支えた理由の一つに上げられるのがレコードジャケットでした。
その写真撮影からデザインまで手掛けたのがカメラマンのウィリアム・クラクストン。伝説的なレコードジャケットを数々生み出しました。
このアルバム・ジャケットも遊び心に溢れていました。カーボーイ・ハットを冠ったロリンズにサックスをピストルのように構えさせ、バックに牛の髑髏を置いています。
演奏は言うまでもなく、誰もまねる事のできない歌心溢れるアドリブと聞くものをリラックスさせるプレイ。ロリンズ節と呼ばれるその豪快なブロウと機知に富んだプレイは、まさにワン・アンド・オンリーです。
2011年6月5日