札幌の聖ミカエル教会は、アントニン・レーモンドの設計で1960年に建てられました。上部のハイサイドから柔らかい光が落ちてきます。
下部構造は煉瓦積みの組積構造で、その上に杉丸太の小屋組が載せられています。
「簡素と軽快は複雑なものより美しい」とはレーモンドの言葉。
ステンドグラスのかわりに、和紙の重ね貼りでパターンをデザインしたのは、ノエミ夫人です。
安藤忠雄設計の水の教会(1988)は占冠村にある星野リゾートトマム内にある教会施設。敷地内に流れる小川を堰き止めつくられた人工池に対面した10m正方形のエントランスと15m正方形の礼拝堂が重合する構成です。
ナイトツアーに参加しました。池を囲うL字の壁伝いに進むと、エントランスキューブが暗闇に光っています。
夜の深い森の景観とライトアップされた水上の十字架に対峙する礼拝堂は、厳かな雰囲気に包まれていました。